お久しぶりの大人ブログです。
最近、車庫の中に放置してました、20年以上前のバイクを直しまして、リターンライダーとして復活しました。(と言ってもなかなか乗る機会が少ないですけどね・・)
決してこんなものを見て感化されたからではないですよ・・決して・・

その時に同時に昔使ってたヘルメット(OGKのマットなジェットヘル)がまだきれいだったので使おうと思ってひっぱりだすと、なんと表面の塗料がべたついて手が真っ黒に・・・

これは使えんな。。ただ、まだ中はきれいなので、なんとかならぬかと思い
検索。
同じ悩みを抱える方はいるもので、べたつきの対処を書かれていました。
内容としてはカビキラーを使ってベトベトになった塗料を擦り落としてしまうということ。マット感がなくなるのは痛いですが、とりあえず使えるならと思い挑戦!
風呂場でカビキラーをかけて粗めのスポンジでこすってみる・・たしかに強めに擦ると落ちている模様。しかし!残りが少しだったカビキラーなくなる・・仕方なく、そこにあった何年も使ってない外国のなんか強力っぽい洗剤を使う。結構力を入れて擦ると何となく綺麗になっているようで、ゆすいでみたがべたつきがとれていない・・カビキラーで擦ったところもいまいち。

手袋をしてなかったので手の皮もむけて、気持ちが折れかけていたときに、ふと目に入った「重層」。
「いやー、無理でしょ」
強力洗剤とは程遠い、いかにもなまぬるいパステルカラーのパッケージに「地球にやさしい」のコピー。
やさしさだけじゃ人は生きていけないのですよ。
敵は真っ黒ベトベトで
地中深くから掘り出された生き物の死骸が化けたもので
いうなれば地球の怒りと怨念が凝縮したもの!今流行りのゴジラでいうところの公害怪獣ヘドラなわけですよ!

どう考えても返り討ちですよ!
それでも一部の望みをかけてその白い粉末をヘルメットに振りかけてみる・・
「あれ?」
塗料が溶けている。べたつきなどなかったかのようにすべてを包み込んで溶けだしている。触れるだけで・・・
「何だ・・これは・・」
結局1、2分ですべてのベトベトは取れて表面はマットなまま、まるで新品のよう。
俺が間違ってた!

世の中、毒をもって毒を制す。必要悪っていう言葉を受け入れることが大人になることだと思っていましたが・・目が醒めました。
ということで、
なぜに重曹で汚れが落ちるのかを調べたのでお伝えします!
重曹とは炭酸水素ナトリウムの粉末でアルカリ性の性質を持っているので
・油脂を乳化し、タンパク質を分解、酸性の臭いを中和します。
・粒子が細かく水に溶けにくいので研磨剤としての役割も果たします。
・加熱すると炭酸ガスを発生するので、お湯などをかけて汚れを泡で浮かせて落とせます。
・ごく弱いアルカリ性なので食用(ふくらし粉)にも使われ、人体に影響がありません。
なんかものすごい用途が広いのでこのくらいにしときます。あとは自分で調べてね。
と言っても万能ではないので確認してくださいね。
アルカリ性の強い炭酸ソーダ、セスキ炭酸ソーダなどを使うことで洗浄により効果があります。
何の汚れなのかを確認してそれに合ったものを使うのが大切ってことですね。
ヘドラに効果てきめんだったのが納得です!
くすんだ大人の目を醒ます「重層」。是非お使いください。